家の押入れにカビが出て困った!
知らぬ間に発生するにっくきカビ。見つけるたびにエタノールで除菌掃除していましたが、その後もカビを見つけては除去する、の繰り返し。
なんとかしてカビを元から断ちたい、と考えました。
ホウ砂(ホウ酸塩)を使って防カビスプレーを作り、押し入れに散布したところ、その後はカビが出なったんですよ。
今回は、ホウ砂でカビ防止スプレー手作りし、押入れに散布してカビ予防した記事です!
作り方は、ホウ砂とお湯を混ぜるだけ!
ホウ砂とは
水溶液は弱アルカリ性となり、洗浄作用・消毒作用があるため洗剤や防腐剤などに使われる。
引用:wikipedia(ホウ砂)
ホウ砂を水に溶かして使った時の効果
つい掃除がおろそかになりがちで、カビやすく虫が寄り付きやすい押入れに、ホウ砂スプレーでカビ対策してみました。
気を付けること
水気のない場所で使うこと
ホウ砂は無機鉱物で揮発、蒸発することのない水溶性(水に溶ける性質)です。
屋外や屋内でも水がかかる場所で使用した場合、せっかくホウ砂水溶液を塗っても流れ出て効果がなくなってしまいます。
ホウ砂を使う場所は、室内の水気のない場所だと安心して使えますね!
ホウ砂水溶液5%は弱アルカリ性 ph値は約10
希釈濃度5%のホウ砂水溶液を作り、リトマス紙で調べてみると、深い緑色になりました。
phは約10の弱アルカリ性ということです。
水のph値は約7%で中性、重曹は約8%でごく弱いアルカリ性、セスキは約10%で弱アルカリ性。
ホウ酸水溶液5%は、セスキと同じ程度の弱アルカリ性ということです。
素手で水溶液に触れると皮膚を傷つけてしまうので、ゴム手袋を着用して直接触らないようにし、スプレー時も吸い込まないように気を付けましょう。
毒性があるので扱いに注意が必要
ホウ砂 カビ防止スプレー 作り方
希釈濃度は5%にしました。
以前20%で作ったことがあります。
ホウ砂の量が多いと水では溶けなかったので、熱いお湯で溶かしてスプレーしたところ、作業中に温度が下がりホウ砂が結晶化してスプレーが詰まってしまいました。
ホウ砂は濃度が高いと溶けにくいので、その後は濃度5%に希釈しています。
5%濃度だと40~50度くらいのお湯で溶け、作業中も結晶化しないので噴霧器でスプレーできます。
ホウ砂防腐剤 300g レシピ
作り方
ホウ砂を15g量ります。
285gのお湯を入れ、合計300gの水溶液を作ります。
スプーンなどでよくまぜて溶かします。
2-3分でホウ砂が溶けて水溶液が透明になりました。お湯の温度は約45度弱。
ホウ砂水溶液に、食器用洗剤を1,2滴加えて混ぜます。
界面活性剤の働きでカビを防ぎます。
ホウ砂がお湯に溶けたら、ホウ砂防腐剤の完成です!
スプレー容器に入れて、噴霧します。
刷毛塗りをすることもできますよ。
ホウ砂 カビ防止スプレー 使ってみた
押入れにホウ酸防カビスプレーを散布。
ハケ塗りしてもよいですね。
ホウ砂 カビ防止スプレー まとめ
ホウ砂をお湯に溶かした防カビスプレーを散布したところ、その後はカビが生えなくなりました。
濃度を上げると虫対策にもなるので、5%のホウ砂を2-3回撒きました。
天然素材のホウ砂は、人体やペットに悪影響がなく、環境にもやさしくシックハウスの原因になりません。
ホウ砂はドラッグストアやネットで安価に購入できますよ。
ホウ砂スプレーを作って撒くのが手間ならば、ホウ酸を使った防カビ、防虫シートを敷いてもよいですね。
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