窓の木枠にカビが生えてしまったことはありませんか?
カビを放置すると、見た目が悪いだけでなく、胞子が空気中に広がり健康を損なうので、見つけ次第カビを除去したいですよね。
カビ取りと言えば、アルカリ性の強いカビキラーが思い浮かびます。
しかし、木材のカビ掃除にアルカリの強い洗剤を使うと、木肌が傷むんですよね。
木の質感を損なわずに、カビだけを除去したい!
変色したり失敗したらイヤだな!
調べてみると、茂木和哉さんの作られた、「木部カビ取り剤【黒木真白】」を発見。
【黒木真白】は、塩素系だけど中性の木部カビ取り洗浄剤。
木を傷めることなくカビを落とすことができる、というところに惹かれて使ってみました。
結果は、木肌の風合いを損なわずにカビ除去ができて満足しています。
今回は【黒木真白】を使ったカビ取りのやり方と効果をお伝えしますね!
【黒木真白】 とは?
テレビやネットで話題の汚れ落とし研究家、あの茂木和哉さんが作った、秋田生まれの木部カビ取り剤【黒木真白】。
読み方は「くろきましろ」。
黒いカビも真っ白になるカビ取り剤、というインパクトのあるネーミングですね!
品名 | 木部用カビ取り洗浄剤 |
液性 | 中性 |
成分 | ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム60%(塩素系) |
用途 | 浴槽、浴室のカビやヌメリの除去。木部製品のカビの除去 |
【黒木真白】の特徴
- 塩素系なのに中性
- 顆粒タイプ
- 塩素濃度が60%の高濃度だから、コスパよく好きな濃度で使用できる
- 長期保存してもほぼ変わらない塩素濃度
【黒木真白】使用上の注意
- 木の種類や木肌によっては変色する恐れがあるので、使用前に目立たない所で試して、塩素焼け、変色がないことを確かめてから使う
- 作業時は、メガネ、ゴム手袋を着用して体を守る
- 他の薬剤、洗浄剤と混ぜない
- 容器に水や他のものを入れたり詰め替えたりしない
【黒木真白】 使い方
黒木真白 使い方
- 本品を水で薄める
- ジョウロでかけるかハケやブラシで塗りつける
- カビが消えたら水ですすぐ
- 希釈割合は、通常のカビ300倍~400倍希釈。ひどいカビは、20倍~1.1倍希釈
【黒木真白】使ってみた
準備
準備するもの
- 【黒木真白】
- 容器
- 計量器
- 水
- ハケ
- 保護メガネ
- ゴム手袋
- 窓を開けて換気する
窓枠の黒カビ
窓の木枠の黒カビです。
真っ黒でひどいですw
では、【黒木真白】 を使ってカビ掃除をしていきますね!
【黒木真白】を希釈する
希釈濃度は、普通のカビは300倍~400倍希釈。ひどいカビは20倍~1.1倍希釈、との説明。
自己判断で「ひどいカビ」ということにして、20倍に希釈しました。
黒木真白 5g:水 95g 合計100g
【黒木真白】の白い粉末5gを計量器で測り、水95gに入れて溶かしました。
粉末を水に混ぜて2~3分たつと、溶けて液体は透明になりました。
塩素臭が強いので、換気を忘れずに。
【黒木真白】を木部のカビに塗る
ハケを使って木の窓枠のカビに塗りました。
キッチンペーパーとラップでパックする
【黒木真白】を塗ったカビ部分にキッチンペーパーとラップでカビ取りパックして、このまま放置しました。
木部のカビが落ちました!
2時間後にラップとキッチンペーパーをはがすと、嘘みたいに黒カビが消えていました!
木部の変色もほとんどなく、木目もきれいに見えています。
ただ塩素臭いので、窓枠を臭いがなくなるまで水拭きで何度も拭き取りました。
【黒木真白】で、木肌を傷めず黒カビだけを落とせた!
ひどいカビだったので、ある程度は取れても軽く汚れが残るだろうとあきらめていたのに、木肌の風合いを損なわずにカビだけがとれました。
【黒木真白】使い方 失敗点
カビが除去されてよかったけど、よく見ると木部が少~しだけ白っぽくなっています。
希釈濃度が濃かったり、木部に長時間塗ったから色褪せ、脱色したんじゃないの?
確かに。
2時間も放置したから時間が長すぎたのかも。
希釈濃度も濃かったかも、です。
【黒木真白】使う時は、目立たない箇所で試し塗りをして、希釈濃度と時間が大丈夫なことを確かめてからカビ取りを始めることをおすすめします。
木部の変色がこわかったら、最初は薄めに希釈して、効果がなかったら徐々に濃くしていくと無難。
また、塗る時間も、10分置きとかこまめにチェックして、カビの取れ具合と木肌のダメージがないか確認すると、変色や脱色、色褪せなどの失敗をより防げるでしょう。
【黒木真白】 で木の窓枠のカビ取り 感想
【黒木真白】 我が家の窓の木枠のカビ取りに効果ありました。
水で溶かして木部に塗ると、木を傷めずにカビだけが除去されるという中性の塩素系洗浄剤。
【黒木真白】使う時の注意点は、 カビ取りの強い薬剤で塩素臭が強いので、メガネ、マスク、ゴム手袋を着用することと、換気をして空気を入れ替えること。
身体への保護を怠ると、作業中苦しくなります。
また、木部の変色や脱色、塩素焼けを起こさないために、目立たないところで試し塗りをして、希釈濃度と塗る時間が大丈夫なことを確かめてから使うことも大切ですね。
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