先日、廃油で苛性ソーダを使わない石けんを作りました。
廃油石けんの作り方 苛性ソーダを使わない方法
牛乳パックに型入れした石けんタネが固まってきて、3日後に牛乳パックから出して切りました。
![廃油石けん 作り方](https://hibikorekara.com/wp-content/uploads/2020/12/soapu1.jpg)
まだ柔らかさが残っており、硬い粘土くらいの質感です。
このまま2週間置くと、硬くなってきたので使ってみました。
廃油石けん phを測る
phは10くらいのアルカリ性
![廃油石けんのph](https://hibikorekara.com/wp-content/uploads/2020/12/soapu3.jpg)
廃油石鹸のphを測ってみました。
濃い緑色で、PH10くらいでしょうか。
重曹よりも強く、セスキに近いアルカリ性を持っています。
油汚れや皮脂汚れを落としてくれる性質があるということですね。
油汚れがよく落ちる
食器洗いで油汚れを落とす
![廃油石けんでフライパンの油汚れ落とし](https://hibikorekara.com/wp-content/uploads/2020/12/soapu2.jpg)
スポンジにお湯を含ませ、廃油石鹸を泡立てます。
モコモコのいい泡が出るので、十分に泡立てて洗います。
食器、鍋やフライパンを洗うと、油汚れとこびりつきがきれいに落ちますよ。
食器も洗った後はキュッキュッとなる感触で気持ちよく洗えます。
布巾の汚れ落とし
![廃油石鹸 布巾を洗う ビフォアアフター](https://hibikorekara.com/wp-content/uploads/2020/12/soapu4.jpg)
ガス台を拭いた布巾を廃油石鹸で洗ってみました。
汚れはこびりついた油と吹きこぼれ、調味料です。
布巾を洗面器に入れてお湯を含ませ、石けんをつけて泡立てて汚れ部分をこすりました。
こすり洗いすると、汚れが浮かんできて、お湯で流すと染みついた汚れがすっきり除去。
ガス台、シンクの食べ物かすや油汚れを落とす洗浄力ありです。
シャツの襟の皮脂汚れ、食べこぼしのしみも除去
シャツの襟や袖の皮脂汚れはがんこで落ちにくいですよね。
洗濯前に廃油石鹸を使って予洗いしてから洗濯機で洗うと、黒ずんだ汚れが落ちやすくなります。
服についた食物のしみ、靴下の黒ずみ汚れも、廃油石鹸の洗濯前の前洗いできれいになります。
シューズ、軍手の泥汚れが取れる
![廃油石鹸 泥汚れ落ち](https://hibikorekara.com/wp-content/uploads/2020/12/soapu6.jpg)
廃油石鹸で洗うと泥汚れもよく落ちます。
シューズの泥汚れ、草むしりの後の軍手も泥の黒ずみが取れて白くなります。
廃油石鹸 気をつけること
汚れをしっかり落としてくれる廃油石鹸ですが、体と顔への使用はやめておきましょう。
古くなり酸化した油を使っているので、肌に炎症などのダメージを与えることがあります。
廃油石鹸は、食器洗い、掃除などに使うのがよいですね。
汚れ落ちのよい石鹸なので、使用時はゴム手袋をして皮膚を守るのがおすすめ。
廃油石鹸 まとめ
苛性ソーダを使わずに作った廃油石けん。
手作りの石けんだから、強力な市販の洗剤よりも汚れが落ちないのでは?と考えていましたが、油汚れと皮脂・泥汚れが驚くほどよく落ちます。
洗濯前の予洗い、油汚れと食べ物の付着した台所の洗い物など重宝してます。
苛性ソーダなしの廃油石鹸、代わりに使ったものは、オルトケイ酸ナトリウム。
作り方はこちらです。
固形石けんだと、洗い物や掃除に使いにくい、と思い、液体やぷるぷるゼリー状にしてみました。
使い道も増えて便利になりますよ。
オルトケイ酸ナトリウムは、ネットで購入ができます。
廃油が少量しかないのでまずは少量で試してみたい、というのであれば、「フレフレリサイクル」がおすすめ。
お試しサイズの廃油100gで作ることができます。
パッケージ(中身はオルトケイ酸ナトリウム)に小分けしてあり、より手軽に廃油石鹸が作れますよ。
苛性ソーダなしで、廃油石鹸を作り、使ってみました。
捨てるはずの使用済み油を石けんにリサイクルできるっていいですよね。
手作り石鹸は合成洗剤を含まず、エコで節約にもなりますよ。
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