ベンガラと柿渋塗料で無垢材の窓枠を自然塗装!割合と塗り方のコツ!

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ベンガラと柿渋で木の窓枠を自然塗装 掃除
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古民家の我が家の無垢の窓枠には赤系の塗料が塗ってあります。

それは鮮やかな赤ではなく落ち着いた赤茶っぽい色。

この木部が経年劣化や日差しで剥げて色あせてきました。

補修するにはどうするのだろう?何を塗ればいいのだろう?と塗料探しをして見つけたのが、ベンガラと柿渋でした。

弁柄と柿渋は昔から使われてきた天然素材を原料とした塗料なので、溶剤など化学物質が含まれておらず、体にも環境にも負担をかけません。

べんがらと柿渋を混ぜると落ち着いた赤褐色の古い家に馴染む色合いの塗料を作ることができる、ということがわかり、DIY塗装に挑戦してみました!

弁柄と柿渋はコスパもよく、古くから一般庶民の生活に使われているということなので、身近に感じられますね。

今回は、ベンガラと柿渋で木部を塗装をしたときのやり方をお届けしますよ!

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ベンガラとは

ベンガラ塗料 粉

色顔料・研磨剤のひとつ。酸化第二鉄を主要成分とする。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より引用

べんがら(紅殻、弁柄)は、古くから使われてきた粉末の顔料です。
主な成分は土からとれる酸化鉄で、色は赤茶色。

インドのベンガル地方で良質な素材が産出され、江戸時代に日本に輸入しました。
しっとりした色合いは日本家屋の塗装や和風の雰囲気に馴染みやすく、身体に優しい天然素材として、昔から建築の塗料や染物に使われています。

べんがらの主成分の酸化鉄は化学変化が起こりにくいため、塗料に使うと紫外線や温度によって変化しにくい安定した顔料と言えます。

はる
はる

耐久性があり劣化しにくく、人と環境に優しく、古民家に合う渋い色合いっていいよね!

今回使用したべんがらは、シマモトの猩猩(しょうじょう)です。

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柿渋とは

柿渋 赤褐色半透明の液体

柿渋(かきしぶ)は、柿渋の未熟な果実を粉砕・圧搾し、それを発酵・熟成させて得られる抽出液。赤褐色の半透明の液体でタンニン(カキタンニン)を多量に含む。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より引用

柿渋はまだ青い色づく前の柿の実を絞り、その汁を発酵、熟成して作られた赤褐色で半透明の液体。

塗料に使用すると、人体に無害でありながら、防虫・抗菌・防腐・消臭・防水作用があり、木の呼吸作用を妨げない安全な自然素材。

日本では、平安時代から塗料や染物に使用され、健康と環境に配慮した日本古来の重宝される塗料です。

発酵から生じる強いニオイがあり、年月とともに色濃く変化します。

悪臭から使用をためらう人もいますが、現在の製法では柿渋の効果を残して悪臭の成分だけを取り除いた無臭柿渋が精製されています。

はる
はる

ターナーの無臭柿渋を使ったところ、まったく臭いナシだったので不快感ゼロでしたよ!

塗装の臭いは、ストレスになるし、家族に嫌がられるかもしれません。
悪臭が気になるなら、無臭柿渋がいいですね。

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ベンガラと柿渋で無垢材窓枠を塗装

ベンガラと柿渋を混ぜて塗料を作る

無臭柿渋とベンガラ塗料

無臭柿渋と弁柄を混ぜて塗料を作ります。
目分量で作る人もいましたが、自信がなかったので計量カップを使いました。
柿渋と水道水を1:1の割合で混ぜます。

無臭柿渋とベンガラを混ぜる

粉末のベンガラに、水で等分に薄めた柿渋を少しずつ加えて混ぜます。

柿渋と弁柄を混ぜてもベンガラは溶けません。
がんばって混ぜ合わせても弁柄の粉は残っている状態。
溶けることはないので、とにかく全体がペースト状になるようによく混ぜます。

ベンガラと柿渋を混ぜる

ベンガラと柿渋のペーストができたら、柿渋を加えて塗料を作ります。
時間が経つと分離、沈殿してしまいますから、混ぜたらすぐに塗ります。

塗る時のコツは、全体を混ぜては塗り、混ぜては塗り。
ベンガラを沈殿させないようにしながら塗装します。

柿渋とべんがらの配合割合は?

弁柄と柿渋 塗料 木部を塗装

柿渋と弁柄を配合するときの割合を調べてみたところ、人によっていろいろな割合があるようでした。

とりあえずやってみよう!ということで、先ほど作ったペースト状のベンガラ(粉15g)に、柿渋50g+水50g、合計100gを加えました。

塗料は少し重みが出て、とろっとしたテクスチャになりました。

塗装するうちにわかってきたことですが、弁柄を多く入れると濃くなり、少なくすると薄くなります。

配合割合に決まりはなく、濃く作ってしっかりした色で塗ってももよいし、薄く作って薄塗りし、好みの色になるまで重ね塗りしてもよい、ということでしょう。

しかし、初めてだと見当もつかないし、適当に混ぜ合わせた塗料をいきなり木部に塗るのは不安だと思います。

作った色を見て確かめたいなら、100均の木材で試し塗りしてみるとよいですね。

濃すぎるなら柿渋でのばして薄くし、薄すぎならベンガラを加えて濃くして、とお目当ての色が出るまで調節してから木部へ塗装を始めることができます。

養生する

塗料を塗る前にマスキングテープで養生する

窓の木枠の下部分が剥げたのでサンディングして整えました。

使用した電動サンダーはマキタの防じんミニサンダ

塗装する前に、養生します。

塗料をつけたくない所をマスキングテープ(養生テープ)で保護です。

養生をしないと、塗装したくない場所に塗料がはみ出したり周りに飛び散ったりすることがあるので(経験あり。汗)手を抜かずに養生しましょう。
養生することで、きれいな仕上がりにもなりますよ。

ビニールがついているタイプだと、カバーできる範囲が広がります。

床には新聞紙や養生シートなどを敷き、塗料がつかないようにします。

無垢の窓木枠をべんがらと柿渋で塗装する

弁柄塗装 1回目

柿渋と弁柄を木部に塗装する

弁柄と柿渋で作った塗料を塗ります。
1回目、ハケを使って塗装しました。
水彩絵の具のように、スーッと塗ることができます。

木部に柿渋と弁柄を塗装する

塗り終わったら、すぐに布で拭き取ります。
拭き取る布は古くなったタオルやシャツ、ボロ布、ウエス何でも使えます。

弁柄と柿渋を木部に塗り、拭き取る

塗ってすぐに拭くと塗りたての塗料が取れてしまい、色が薄くなってしまいました。
せっかく塗ったのにもったいない、このまま色をのせておきたい、と思ってしまいますが、拭き取ることで木部にハケの跡が残ることなく、濃さも均等になり、全体にむらなくきれいに塗装ができるらしいので、拭きました。

弁柄を拭きとりした後の布は、洗っても色が取れません。
洗濯機で洗っても、漂白してもダメでした。
赤茶色のまだらに染まったタオルは、今後の塗料拭き取り用タオルになるので、いらない布やタオルを使いましょう。

弁柄塗装 2回目

1度目の塗装が終わったら、完全に乾いてから2度目の塗装をします。
3日すると乾いていたので作業開始。

弁柄と柿渋で窓の木枠を塗装する

2回目の塗装をして拭き取りが終わったところ。

1回目は薄い色づき、2回目の塗装は赤褐色の色が濃くなり、拭き取っても渋い赤茶のいい色が残りました。

弁柄塗装が終わったら、完全に乾かします。
雨で気温が低かったので4日待ちました。

柿渋塗装 2度塗りする

弁柄塗装が乾いてから、柿渋と水を等分に薄めたものを塗りました。
柿渋も、塗布後に布で拭きとります。
3日おいて乾燥させ、柿渋を2度塗り。

柿渋を塗ることで、防虫、防カビ、防腐、抗菌、シックハウス対策の効果が期待できます。

柿渋を塗る時は、木材をカビや虫から守ってくれる自然の薬をつけてる感じで塗りました。

塗りたては明るめの赤茶で、横の窓枠と色が違っていますが、これから年月と共に深みのある褐色へと変化するので、楽しみにしています。

弁柄と柿渋の塗装は完了。
その後3日おいて柿渋を乾かし、仕上げにみつろうクリームを塗りました。

みつろうクリームを塗る

みつろうクリーム 中身

みつろうクリームって何?

  1. 原材料にみつろう、菜種油、亜麻仁油、椿油、ヒバ油、の5つの国産天然油を使用しており、身体に安全なワックス
  2. 使用用途は、フローリングや木製のテーブル、家具などの木工製品から革製品のお手入れ
  3. 塗布後に撥水効果が持続
  4. 浸透性が高く透明度もあるため、木の質感を損なわない

みつろうクリームは、天燃油を使った自然原料のワックスで、木部を保護してくれます。
塗装のフィニッシュに使いたいですね。

みつろうクリームの使い方

  1. 少量を取り、乾いた布で木部に塗り軽く広げて塗る
  2. 30分ほど放置する
  3. 乾いた布で拭きあげる

塗り方のコツは、厚塗りしないこと。
少量を布やスポンジに取り、サーっと広げながら木材に浸透させるように塗ります。

みつろうクリームを塗装後に塗る

サーっと塗り広げることができました。

柿渋とベンガラ塗料塗布後にみつろうワックスを塗る

みつろうクリームを塗ると、木に艶が出て濡れ色になりツヤが出て、塗装だけよりも見栄えがよくなります。

みつろうクリーム塗布後に布を放置すると、自然発火する危険性があります。
油が染み込んだスポンジや布は、使用後すぐに水に浸してゴミ処分しましょう。
窓枠に柿渋とベンガラ塗料を塗る

30分待ち、乾いた布で拭きとると、みつろうクリームが浸透して落ち着いた光沢が残りました。

翌日もう一度乾いた布で拭き、触ってみると、表面にべとつきはなく、試しに水滴をのせてみると、水をはじきます。

きれいな仕上がりと機能性を備えたみつろうクリーム、塗装の最後の仕上げにぜひ使用したいですね。

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弁柄と柿渋で塗装 まとめ

体にやさしい日本古来の自然原料の塗料を使って、ペンキでは出せない落ち着いた赤茶色の塗装をし、仕上げにみつろうクリームで磨きをかけました。

弁柄と柿渋塗装のメリット

  1. 健康と環境にやさしい天然塗料
  2. シックハウス対策になる
  3. 耐候性・耐久性にすぐれている
  4. 防虫・抗菌・防腐・消臭・防水作用があり、木の呼吸作用を妨げない
  5. 塗料としては安価で手に入れやすい
  6. 日本の古い家に馴染む風合い

弁柄と柿渋塗装のデメリット

  1. 弁柄の粉末を柿渋で溶いて塗料を作ったり、塗装の拭き取りに手間がかかる
  2. 柿渋と弁柄は溶けないので、いちいちかき混ぜながら塗る必要がある
  3. 柿渋は長期保存ができず、どろどろのゼリー状になることもある
  4. 作る度に色が変わるので同じ色を作れない

弁柄と柿渋の塗装は、耐久性があり木材を保護しながら、人と環境にやさしく、コスパも良い。

私がよかったと思ったことは、ペンキのような刺激臭がないので、作業中も作業後も苦痛がなかったことです。

しかし、塗料を作るのに柿渋と弁柄を混ぜ合わせ、ひとハケごとにかき混ぜながら塗装し、塗装後にぼろ布で拭かなきゃいけない。

柿渋は保存しておくといつの間にかゲル化してしまったり、とペンキに比べると面倒な点がいくつかありますが、塗装してみると何と言っても家と木材への愛着がわきますよ。

深みを帯びた暗い赤茶色は古民家によく合い、塗装してよかったと思います。
今後も無垢材の手入れに使っていきたいですね!

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