腎臓病の母のために低たんぱくそばを使っています。
1日のたんぱく質は30g制限しています。
腎臓病の栄養指導で「そばはタンパク質、カリウムが多いので控えましょう」と聞いた時、そば好きな母はがっかりしていました。
低たんぱく、低カリウムのそばってないかな?と探したところキッセイの【げんたそば】を発見。
パッケージに「病者用」と表記があるので、もしかしたらおいしくないかも、と心配しましたが、そんなことはなく、「そば」らしい食感と味わいがありました。
低たんぱく食品のそば、とは言わずに調理して母のざるそばランチに出すと、母は何も気づかず食べ「おいしい~」と完食しました。
げんたそばは普通のそばよりも透明がかった色をしていて、見た目や味は本物のそばと比べると微妙に違いますが、それなりにコシがあって、つるつるっとおいしくいただけます。
![はる](https://hibikorekara.com/wp-content/uploads/2021/01/yubi.jpg)
食事にタンパク質制限があっても、低たんぱくのそばを使えば、そばを食べることをあきらめずにすみますよ!
げんたそば [腎臓病食/低たんぱく食品/たんぱく調整] とは?
![げんたそば 腎臓病レシピ](https://hibikorekara.com/wp-content/uploads/2022/08/soba1.jpg)
げんたそばってどんなそば?
- 消費者庁許可特別用途食品 病者用 低たんぱく質食品 腎不全患者用
- タンパク質や電解質の制限を必要とする腎不全患者などに適しています
- 独自製法により、コシのあるそばが楽しめる
- 1人分の目安量100gが3袋入
低たんぱく質食品のげんたそばは、強火で7分ゆでた麺の約1食分200gあたり
ゆで麺200gあたり | ゆで麺100gあたり | |
エネルギー | 246Kcal | 123Kcal |
たんぱく質 | 1.8g | 0.9g |
食塩相当量 | 0.006g | 0.0003g |
カリウム | 12.2㎎ | 9.2mg |
リン | 32.0㎎ | 16.0mg |
一般のそばと比較すると、タンパク質、カリウム、リン、塩分の含有量がかなり少なく、制限のある食事に取り入れやすくなりますね。
また、1食分100gが3袋に分けられていると、調理、保存がしやすいです。
ざるそば 作り方
げんたそばをゆでる
![げんたそば 腎臓病レシピ](https://hibikorekara.com/wp-content/uploads/2022/08/soba3.jpg)
鍋にたっぷりの水を入れて沸騰させ、げんたそばを入れます。
強火のまま、温そばは7分、冷そばは9分ゆでます。
ゆですぎると味が落ちるので注意しましょう。
ざるに取り、水洗いする
![げんたそば 腎臓病レシピ](https://hibikorekara.com/wp-content/uploads/2022/08/soba4.jpg)
ゆであがったら、手早くざるにあげ、冷水で水洗いして水を切ります。
氷水でしめるとよりコシが出ます。
普通のそばより透明感のあるそばです。
盛り付け 完成
![腎臓病 低たんぱくそば](https://hibikorekara.com/wp-content/uploads/2022/08/soba6.jpg)
そばだけだとカロリーと栄養が足りないので、かき揚げや和え物を添えるようにしています。
今回はエビと野菜のかき揚げと小松菜と油揚げの和え物にしました。
レシピ(1人分)
かき揚げそば
乾そば 60g
かき揚げ
玉ねぎ 20g
エビ 20g
三つ葉 10g
にんじん 10g
小松菜と油揚げの和え物
小松菜 20g
油揚げ 15g
減塩しょうゆ 小さじ1/2
kcal | タンパク質 | カリウム | リン | |
かき揚げそば | 300.3 | 5.35 | 119.55 | 127.7 |
小松菜と油揚げの和え物 | 43.8 | 2.64 | 45.4 | 44 |
合計 | 364.6 | 9.16 | 169.25 | 189.2 |
温かいかけそばもおいしい!
![げんたそば 低たんぱく 減塩 温かいかけそば](https://hibikorekara.com/wp-content/uploads/2023/01/gentasoba-kake.jpg)
温かいそばもおいしくいただけます。
カロリーアップのために、たいていは揚げ物を添えていただきます。
そばのつゆ 作り方
そばつゆは、キッコーマンの、低塩、低リン、低カリウムの「からだ想いだしわりシリーズ」を使っています。
塩分が50%以上、リンが60%以上、カリウムが75%以上カットされています。
6倍濃縮で、一般のめんつゆと同じく薄めて使います。
味は、かつおと昆布のだし風味がきいていて風味と甘みがあり、治療食と思えないほど美味しい。
出汁がしっかりしているので、薄めに作ってもおいしくいただけます。
だしつゆだけでなく、煮物、お吸い物、雑炊など、いろいろなレシピで使うことができるため、制限食には欠かせない調味料です。
和え物などは、だしわりしょうゆを使っています。
だしわりしょうゆも、塩分、リン、カリウムが軽減されているのに、だしのうまみが効いているせいで、まろやかな味。
普通のしょうゆよりもうまみがあります。
「だしわりしょうゆ」も、腎臓病の毎日の食事作りに重宝しています。
【げんたそば】低たんぱく低カリウムのそば レビュー
腎臓病食【げんたそば】を紹介してみました。
一般のそばと比べると食感や味が少しだけ違いますが、充分にそばっぽいコシがあっておいしいです。
低たんぱく、低カリウム、塩分ほとんどゼロのそばというのは。食事制限のある生活に頼もしい食品。
乾麺なので保存期間も長く、お昼のそばに活躍しています。
そばつゆは、だしわりシリーズのだしわりつゆを使っています。
体にやさしく、お味もよいですよ。
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