
梅干しを作るには梅がないと作れない、と思っていませんか?

なんと、果物のプラムで梅干しもどきを作ることができるよ!

プラムで作った梅干しは、味もほとんど梅干しと変わらず、柔らかくておいしいくできあがりますよ。
毎年梅干しを作っているので、今年も梅を買いに行ったら、キズや汚れのある梅しか売ってなかったんです。
キズがあると腐りやすくなるので、いい梅干しができません。
そこで梅干しの代用にプラムを使ってみました。
もし、梅干し用のきれいな梅が手に入らないと悩んでいるなら、プラム梅干しを試してみてはいかがでしょうか?
プラム梅干しの作り方
材料

- プラム 500g
- 塩 90g(プラムの18%)
- クエン酸 15g(プラムの2%)
- ホワイトリカーまたは焼酎 大さじ2
- 容器
カビ防止のため、梅干し作りに使用する容器を食器用洗剤でよく洗い、乾かした後、ホワイトリカーを含ませたキッチンペーパーで消毒します。
プラム梅干しの作り方
洗ってヘタを取り、ホワイトリカーをまぶす

プラムを水できれいに洗い、汚れを取り除く。

プラムのヘタを取ります。つまようじを使うと取れやすい。
ふきんでプラムの水気を拭き、全体にホワイトリカーをよくまぶす。
容器にプラムと塩とクエン酸を入れる

容器にプラムと塩とクエン酸を入れ、プラム全体に塩がいきわたるようにする。
3日ほどすると梅酢が上がってくるので、瓶をゆっくり動かして梅酢がプラム全体にまわるようにする。

プラム梅干しを干す

約1カ月梅酢に漬け込んだ後、7月20日~8月7日の土用の時期にプラム梅干しを干します。
干し方は、梅酢を切り、プラムが重ならないように並べて3日3晩干します。
1日1度ひっくり返して裏返し、プラム全体を日光に当てます。
雨に当たらないように気を付けましょう。
なぜ土用に梅を干すのかというと、土用の時期は梅雨明けで空気が乾燥していて、温度も高いので、梅を干すのに最適な季節だからです。
梅を土用に干す理由
- 夏の強い紫外線で殺菌効果
- 温度が高いので水分の乾きが早く衛生的かつ保存性も高くなる
- 天日に当てることで実が柔らかくなり旨味が増す

干し終わった写真です。プラムの水分が抜けてが梅干しっぽくなりました。

手に乗せるとわかるけど、でかいね!

そう。プラム梅干しは梅の2~3倍の大きさ。ボリュームありますよ~
干し終わったら梅酢にくぐらせて容器に保存

干し終わったら、1度梅酢にくぐらせて容器に入れ、冷暗所で保存します。

早速白ご飯に乗せて食べてみました。
果肉が柔らかくて、ほどよい塩加減と酸っぱさで美味です。
2~3ヶ月ほど寝かせるとさらに柔らかくなり、味もなじんでまろやかに美味しくなります。
プラム梅干し 作り方のまとめ
プラム梅干しの作り方のおおまかな流れ
- プラムを準備して、塩に漬け込む(約6月20日~7月7日)
- 2-3にちで梅酢が上がってくるので、約1カ月間そのまま漬け込む
- 土用の時期に3日干す(約7月20日~8月7日)
- 梅酢にくぐらせて容器に入れて冷暗所で保存
作る作業は梅干しと同じ要領です。
簡単にできるので、梅がないけど梅干しが作りたい時は、プラムを使ってみるとよいですよ。
コメント