在宅介護をしながら、訪問入浴サービスを利用しています。
入浴補助をプロに任せると、安全な姿勢で身体と髪を洗うことができて、母も快適な入浴時間を持つことができます。
今回は、負担金額1割の料金はいくらか、どんなサービスを受けることができるのか、我が家が受けている介護入浴サービスについて書いてみます。
訪問入浴サービスの費用はいくら?
うちが契約した訪問入浴サービス、1回の料金です。
身体介護1回の料金は、時間の長さによって違います。
時間 | 1割負担金額 |
20分未満 | 165 |
20分以上30分未満 | 248 |
30分以上1時間未満 | 394 |
1時間以上 | 575 |
身体と髪の洗浄をしてもらい、湯舟にも入るので、30分以上1時間未満のコース、 1回394円を選びました。
毎回この時間内に収まっています。
訪問入浴サービスってどんなことをするの?
文字通り、自宅にヘルパーさんが来て、母をお風呂に入れてくれます。
訪問時間は、午後2時にしました。 昼食後、休息してから湯につかります。
食事時間前で空腹だったり食事直後だと、入浴が負担になるので、この時間にしました。
お風呂に入る前に、健康チェックをする
家に来る入浴ヘルパーさんは、ベテランの中年女性おひとりです。
到着すると、まず母の体温と血圧を測ります。
正常であれば次に、具合が悪くないか、どこか痛みはないか、気分が落ち込んでいないか、など入浴が大丈夫な体調とメンタルかどうかを確認してくれます。
問題なければ、入浴開始です。
体全身と髪を洗い、湯舟につかり、入浴後の着替えもサポートしてくれる
ヘルパーさんは、脱衣場でTシャツと短パンに着替え、エプロンをして、母が服を脱ぐのを手伝います。
脱衣後は、母の身体を支えながら浴室に移動し、介護用お風呂椅子に座らせます。
手すりと背もたれがある椅子だと、安定して座ることができ、立ち上がりも楽です。
椅子に座り、お湯をゆっくりと体にかけてもらい、体を温めます。
シャンプーとリンスで洗髪し、ボディタオルと石けんで体を洗います。
身体と髪の洗浄が終わったら、湯舟につかります。
浴室は濡れていて、石けんやシャンプーを使うので、滑りやすくなっています。
ヘルパーさんは、母の腕や背中に手をかけて、声かけしながら手助けし、足場に気を付けてゆっくりと動いていました。
入浴後、脱衣場で体と髪を乾かし、服を着せてもらう
お風呂から上がり、脱衣場に行くと、バスタオルで体を拭いて乾かします。
椅子に座って、下着とパジャマを着せてもらいます。
座ることで、入浴で疲れた体を休めることができ、立ったまま着替えるよりも身体が安定します。
服を着たら、水分補給に水かお茶を飲みます。
髪をドライヤーで乾かして終了。
訪問入浴サービス 準備するもの
訪問入浴で使うものは、普段家での入浴に使うものなので、何かを買う必要はありません。
使うものを浴室と脱衣場に置き、ヘルパーさんが手際よく使えるように準備します。
入浴中に何かが足りなくてヘルパーさんが取りに行った時に、母が足を滑らせた、ということのないように準備は万端にしておきたいです。
浴室の準備
- 石けん、シャンプー、リンス、ボディタオル
- 介護用お風呂椅子
- 浴室バスマット
脱衣場の準備
- バスタオル、タオル
- 下着、パジャマなど着替え
- オムツ、尿パット
- ドライヤー
- 顔用ローション
- 入浴後に座る背もたれと手すり付きの椅子。湯上りに座るので、バスタオルを敷いておく
- 入浴後の水分補給 飲み物
訪問入浴サービス まとめ
訪問入浴サービスは自宅ではできない入浴を手伝ってもらえます。
母は体をきれいに保つことができて、私も助かっています。
入浴は週2回。デイケアでもお風呂に入っています。
デイケアの内容と費用についての記事です。
訪問入浴サービスに来てもらった日は、母の体は清潔になり、温まり、湯上りは香りよく爽快な気分になり、幸せそうな表情を見せてくれます。
入浴後はヘルパーさんにお茶を出し、しばらくお話します。
ヘルパーさんは、明るくて楽しい話題が多く、家にこもりきりの介護生活に笑顔を与えてくれます。
大変な仕事だけど、訪問先で「ありがとう」と言われるのがやりがいにつながるそう。
人のためになる素晴らしい仕事ですね。
母は、入浴は疲れる、と言いながらも訪問入浴サービスの日を楽しみにしています。
温かい湯につかり、全身を洗浄してもらい、湯上り後はお茶を飲んでおしゃべりするのは、気持ちよく、心身のリラックスにもつながります。
訪問入浴の日は、身体の調子を万全にして、入浴に必要なものは怠りなく準備し、気持ちのよいお風呂の時間を過ごしてもらっています。
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