介護が始めてから、まず最初に困ったのは、使用後のオムツの臭いです。
尿や便の臭いの強いオムツは、ひとつでも臭い。
毎日の介護でこれがいくつも溜まっていき、ゴミ出しの日まで臭いが増え続けます。
母も自分のオムツが臭うことを気にして、なんだか家が臭くなってごめんね、と、謝られたことがあります。
オムツが臭うのは当然、たいしたことないよ!と明るく流しましたが、実際は私も母本人も悩んでいます。
今回は、オムツの臭いをできるだけ抑えるために、試してみたことを書いてみますね。
消臭スプレーをして、内側に包む
使用済みのオムツの汚れた面に消臭スプレーをし、汚れを内側にして折ると、臭いが外に向かいません。
便はトイレに流し、尿が多めの時は、オムツに重曹を振りかけて、臭いと湿気取りします。
我が家では、竹酢液を薄めてスプレーしています。
いつもはゴミの臭い消しに使っていますが、植物性の香りで薬っぽくなく、部屋に充満しても不快感ないです。
オムツにもシュッとかけて、排泄臭を薄めています。
また、いらなくなったボディソープやシャンプーを薄めて、オムツ臭い消しスプレーに使ったりもします。
部屋やトイレが尿臭、便臭で臭くなった時は、窓を開けて空気を入れ替え、リセッシュ消臭ストロングで消臭&除菌します。
消臭スプレーをいろいろ試しましたが、今のところリセッシュに落ち着いています。
すっきりする香りで、瞬息であのイヤなニオイを取り除いてくれます。
臭い消しとともに除菌もできるので、毎日の介護生活に欠かせなくなっています。
トイレ前の臭み予防にシュッと、後にもシュッとすると、臭いをかなり消し去ることができています。
新聞紙に包んでビニール袋に入れる
30年も昔の話ですが、母は祖母を介護する時に、オムツを新聞で包んでいました。
新聞紙は、水気と臭いを吸収し、虫よけにもなるという、古くからある身近で安価で安全な掃除アイテム。
私も新聞を使ってオムツ処理をしています。
介護オムツを新聞紙で包む やり方
- 使用後のオムツに消臭スプレーし、広げた新聞紙の上で包みます。
- 包んだオムツをビニール袋に入れて口をしばります。
写真は尿パッドです。
尿パッドだと丸めるだけで小さくなりますが、オムツはふかふかして大きいですよね。
オムツを新聞で包むと、ぎゅっと抑えて小さくまとめやすくなるので、小さくしてビニール袋に入れます。
サランラップで筒み密封する
もっと臭いをきっちり閉じ込めたい時、暑い夏やオムツに便がついたなどは、食品ラップを使います。
この時に気を付けることですが、ラップと言ってもどれでもよいわけではありません。
食品ラップにはいくつか種類があり、通気性があるものと密封性の高いものがあります。
オムツ臭を密封するには、原料「ポリ塩化ビニリデン」のサランラップを使います。
ポリ塩化ビニリデン とは
臭いのある魚肉やチーズ、汁漏れしそうな料理を包むと、臭いも汁も漏らさずにきっちりと閉じ込めてくれるキッチンの強い味方です。
ポリ塩化ビニリデンは、他のラップよりもピタッとくっつきやすいので、オムツを丸めながらラップを巻くと包みやすく、処理が簡単です。
介護オムツをサランラップで包む やり方
- サランラップを広げ、オムツを中に置く。
- サイドを折り、オムツを押さえて小さくしながらくるくると丸める。
包み終わった尿パッドとオムツ。
ぴっちり密着して包め、顔を近づけても臭いが漏れません。
ポリ塩化ビニリデンは他のラップよりも少し高価ですが、これが使用後のオムツ?というくらい、臭いをぴっちり閉じ込めてくれます。
身近なアイテムがオムツの臭い対策になるんですね。
オムツの臭いに困っているなら、試してみる価値アリですよ。
介護オムツ 捨てる時の臭い対策 まとめ
介護にはつきもののオムツを捨てる時の臭い対策を書いてみました。
我が家でトライしていることは、この3つです。
- 使用済みオムツの汚れに消臭スプレーする
- 新聞紙で包んでビニール袋に入れる
- サランラップで密封する
- 部屋も消臭スプレーで消臭、除菌する。
丸めたオムツは、ビニール袋に3-4つずつ入れます。
ゴミ出しの日まで溜まるので、蓋つきのゴミ箱に入れて、臭いと虫を防ぎます。
介護オムツ、ちゃんとつけてるつもりなのに、漏れていませんか?
漏れると臭いも気になりますよね。
漏れないオムツのつけ方についての記事です。
介護しているとどうしても気になるオムツの臭い、正しくオムツを当てて、捨てる時にはちょっとした工夫で臭い対策していきたいですね。
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