介護中の母は腕を骨折しているので、前開きの服しか着ることができません。
Tシャツをたくさん持っているのに、かぶることができなくて、泣く泣く着用をあきらめていました。
前開きのシャツを数枚買いましたが、今から買い揃えるとなると、お値段がかかります。
ないなら作ってみよう!ということで、手持ちのTシャツを前開きにリメイクしてみました。
マジックテープで留める前開きシャツです。
ソーイングは初心者の私、難しいテクニックはなしで、簡単な前開きTシャツです。
前開きTシャツ 準備するもの

準備したものはこちらです。
- Tシャツ
- マジックテープ
- 前立て布 2本
- ミシン
- はさみと糸
マジックテープは、クロバーのソフトマジックテープを使いました。
柔らかいパイル地テープで作られているので、ソフトな肌触りです。
高齢者の肌は敏感なので、肌に優しいマジックテープを選びました。
マジックテープはたいてい洗濯するうちに弱くなっていきますが、これは耐久性があり、長く使えています。
前立ては、家にあった余り布で、ある程度厚みのあるものを使用。
薄い布を使う場合は、芯を入れると前立てがしっかりします。
前開きTシャツの作り方
Tシャツの前を半分に切り、前立てを準備する
Tシャツの前を切る

Tシャツの真ん中を半分にまっすぐ切ります。
斜めになったり歪みを防ぐには、線を引くと直線に沿って切ることができます。
前立てを作る
Tシャツだけだとマジックテープの重なり部分の生地が弱く、左右を重ね合わせることで身幅も細くなってしまいます。
前立てを付けて生地を強化し、 前身ごろのオリジナル身幅を保ちます。
前立ての布を長方形に切ります。
長さはTシャツの丈+織り込み分1センチ 。
幅は、8センチにしました。
出来上がり3センチにしたので、3センチ+織り込み分1センチで、片面4センチ。
4センチ×2=8センチの計算です。
Tシャツに前立てを当て、待ち針で留める

前立ての両方の端を1センチ折り、真ん中で2つに折ってアイロンをかけ、Tシャツ 生地に1センチくらいかぶるように当て、待ち針で留める。
これが出来上がりの形です。
この段階で羽織ってみて、前立て部分を重ね、身幅の寸法をチェックをしましょう。
もっと細くしたかったり広くしたければ、前立ての太さを変えてみます。
前立ての寸法を変えることで、着用する人に合わせて身幅のアレンジができます。
ミシンで前立てをTシャツに縫い付ける

寸法が確認できたら、待ち針で留めた前立てをTシャツに縫い付けます。
始めと終わりを半返しして、直線縫のみ。
前立ての表と裏のキワを一緒に縫うので、手で生地を確認しながら縫うと縫いやすいです。
確実に表裏を縫うには、しつけをしてから縫うとズレずに縫いあがります。
マジックテープをつけて完成

前立てがTシャツについたら、マジックテープをつけます。
テープを好みの長さにカットして、縫い付けます。
前開きTシャツ リメイク まとめ
手持ちのTシャツをリメイクして前開きにしてみました。
おおまかな流れは、
- Tシャツの前を切る
- 前開きを付ける。
- マジックテープを付けて完成
というシンプルな作り方です。
今のところ、普通に着用できて、洗濯してもテープが取れることもありません。
これから着用していくうちに、Tシャツのどこかに不都合が出てきた場合、修正をしていこうと思います。
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