介護認定調査は何を聞かれるの?内容と当日注意すること

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介護認定調査 介護
介護認定調査
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要介護の母の介護認定調査を受けました。
要介護認定を受けて1年が経ったので、母の容態を再チェックをしてもらいます。

1年前に比べて介護の手間が増えているか、減っているかによって、受けることのできるサービスと頻度も変化します。
そのために、要介護者の心身の様子と、毎日どんな時にどんな介護をしているのかを正しく伝えることが大切です。

正しい状態がうまく伝わらないと、軽く認定されてしまう可能性があります。
介護レベルが低くなったせいで希望のサービスを受けられなくなった、ということがないようにしたいですからね。

調査当日は、介護調査員が自宅に訪問し、要介護者の母と家族の私に聞き取り調査を行い、母の心身の健康状態を確認します。

その後、コンピューターで一次判定、介護認定審査会で二次判定をし、結果が出ます。

ケアマネから、当日聞かれること、正しく認定してもらうために、注意すべきことやコツを教えてもらいました。

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介護認定調査 気をつけること

介護認定にはきはき答えるシニア女性

気をつけることは、ありのままに話すことです。
よくあることとして、できないことを「できます!」と言ってしまうことがあるので、気をつけましょう。

認知症の人は人前に出ると、普段よりもしっかりした態度で、ハキハキと質問に答えることがあります。
調査員は要介護者の動作と言動をよく見て、答えられたまま記入します。
その結果、実際よりも軽い介護度にされてしまうことがあるのです。

その場で家族が否定すると、要介護者のプライドを傷つけるので言いにくいですよね。
なので、事前に母にも話して、いつもどおりの生活を正直に話しましょう、と打ち合わせをしました。

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介護認定調査 聞かれること

介護認定調査員と要介護の女性

生活について

まず、どんな生活をしているか、ということを聞かれました。
現在受けているサービスのデイケア、リハビリ、通院の記入された1カ月の予定表を見せました。
各サービス機関で使っている連絡帳も見せ、内容と滞在時間を確認してもらいます。

調査員は記録に目を通した後、母に向かって「デイケアはどうですか?」と質問されました。

デイケアは、バイタルチェック、入浴、コミュニケーション、脳トレ、体操、ゲーム、食事、といった内容。
家で入浴できないので、デイケアで入浴できて助かる、リハビリの成果で腕が動くようになってきている、友達ができた、ゲームが楽しい、など話しました。

食事についての質問

  1. 1日3度の食事をとっていますか?時間は?
  2. どんなものを食べてますか?
  3. 食事は1人で食べることができますか?手助けは必要ありますか?
  4. むせることはありますか?
  5. デイケアの食事はどうですか?

排泄についての質問

  1. 排泄のしかたは、トイレ、ポータブルトイレ、オムツ、どれですか?
  2. ひとりで排泄できますか?介護は必要ですか?

衣類の着脱についての質問

  1. 1人で着替えができますか?
  2. 着替える時に、どういう介護が必要ですか?

洗顔、歯磨き、ヘアカットについての質問

  1. 歯磨き、または入れ歯のお手入れはどうしていますか?
  2. 洗顔は1人でできますか?
  3. ヘアカットはどうしていますか?

身体機能について

  1. 歩行してみてください。
  2. 座ったまま、片足ずつ上げてみてください。
  3. 立ったまま、座ったままの姿勢を保てますか?
  4. 1人でベッドから起き上がること、寝返りはできますか?手すりは必要ですか?
  5. 身体に不自由なところはありますか?日常生活で介護が必要な時はいつですか?
  6. メガネ、補聴器を使用していますか?見えにくい、聞こえにくいといった不自由はありませんか?

社会生活への参加について

  1. 外出の頻度と場所
  2. 簡単な家事はできますか?
  3. 介護サービスを受けての感想
  4. 金銭管理はできますか?
  5. 薬の管理はできますか?

認知機能について

  1. 今日は何年何月何日何曜日ですか?
  2. 名前、生年月日、住所、電話番号を教えてください

精神と行動について

介護をしている私にだけ聞かれた質問です。
要介護者本人が聞くと、気分を害する可能性があるからです。

  1. 大切なものがなくなった、など物忘れがありませんか?
  2. 同じことを何度も繰り返して言いませんか?
  3. 大声を上げませんか?
  4. 作り話や被害妄想はありませんか?
  5. 物を壊しませんか?
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介護認定 準備すること

事前に準備することは、まず、要介護者に介護認定調査の予定を知らせることです。
調査員にいつもの生活をそのまま話すように協力してもらいます。

控えめに話したり、オーバーに話すと、正しくない認定をされてしまう恐れがあるので、正直に話してもらいます。

面と向かっての会話だけだと、うまく説明できなかったり、言い忘れがあったりしますよね。

言い忘れのないように、現在の予定表と、受けている介護サービスの連絡帳、介護日記など普段からの記録を準備し、見せながら話すと話しやすいです。

どのような介護をしていて、どんな介護がこれからも必要かを話せば、今の暮らしと要介護者の状態をよりわかってもらいやすくなります。

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介護認定調査を受けての感想

調査員は、ベテランっぽいしっかりした感じの中年女性でした。
前日に時間確認の電話があり、約束時間の朝9時きっかりに現れました。

調査にかかった時間は約45分。
質問を聞いて、答えて、説明して、動作を見せて…、と、長く感じました。
結果は約1ヶ月後にわかるそうです。

たくさんの質問に考えながら答えることで、介護者としてここが足りなかった、ここは必要なかったかも、など、今までの介護生活を振り返り、反省と見直しにもなりました。

母と協力し、普段の生活をありのまま話せたかなと思います。
できることはできる、できないことはできない、ここは手助けが必要、という正確な状態を伝え、正しい認定結果が届くことを祈ってます。

これから介護認定を受ける方は、できる限り普段の状態を話すことがおすすめだと思います。

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