要介護2、認知症の母の介護をしています。
先日、普段から便秘がちな母がお通じが出なくなってしまったので、病院で浣腸してもらいました。
おなかが張って苦しい時に病院に行かなくてはいけない、という苦しいシチュエーションでしたが、浣腸してもらうことで出すことができてよかったと思います。
訪問看護師さんに聞いたところ、自宅で浣腸を準備しておけば、連絡すると浣腸しに来てもらえるということだったので、家で準備することにしました。
在宅介護にありがちな便秘対策として知っておけばよい知識ですので、今回はその話を書きますね。
処方してもらっている便秘薬と症状
普段から便秘がちな母は、便秘薬を2種類処方してもらっています。
- マグミット 酸化マグネシウムの便秘薬で、便に水分を与えて柔らかくするタイプ。朝晩にひとつずつ服用
- センノシド 腸の動きを刺激する強めの便秘薬。夜にひとつ服用
母は3、4日ほど、お通じがすっきりと出なく、出ても固くてコロコロの丸い便のみでした。
食事は食べるのに出ないので、おなかが張るという状態で苦しい。
出ない日が続いた就寝前に「明日こそすっきり出たらいいな 」 と期待して便秘薬を内服して眠りについたのですが、翌朝になっても便意はやってきません。
朝食を完食した後、ベッドで横になりおなかが痛くて苦しいと症状を訴えました。
浣腸しに消化器内科へ行く おなかの張りが解消
母は、病院へ行って先生に頼んで便を出してもらいましょうと希望しました。
いつも診察に行く病院はシルバーウィークでお休みです。
開いている病院を探すと、隣町の消化器内科が見つかりました。
電話して母の容態を話すと、診てもらえるというので行くことにしました。
休日でも症状が悪化することってありますから、お休みの日も診療しているところがあると助かりますね。
病院で浣腸してもらう
待合室には人が多く、1時間ほど待ちました。
休日でも病気は休んでくれませんから、お休みの日も診察してくれる先生がいことに感謝です。
しかしおなかがパンパンで動くことさえ苦しい時に外出し、診察までの待ち時間たっぷりのストレス、と母にはしんどい思いをさせました。
問診後に看護師さんとトイレに行き、個室に入って浣腸してもらい、しばらく便座に座っていると便が出ました。
薬で出したため、自力で出したようなすっきり感はないけどたまっていたものがなくなり、おなかの張り、痛さ、苦しさがなくなったようです。
便秘に備えて自宅で浣腸を準備
帰宅後、訪問看護師さんに便秘がひどくて病院で浣腸したことを報告しました。
看護師さんは、便秘になった時に備えて薬局で浣腸を買い家に備えておけば、連絡した時に看護師さんが家に来て浣腸をしてくれるとおっしゃいました。
自宅で浣腸してもらえるなら、苦しい症状のときに病院に出かける必要がないので、身体にも精神的にも負担がありません。
看護師さんのお話では、イチジク浣腸のような簡単なもので大丈夫ということです。
我が家も今後に備えて浣腸を準備しました。
浣腸は薬局で購入できるし、ネットでも買うことができます。
高齢者は便秘になりやすいし、出ないときはメチャ苦しい。
そんな体調不良のときに浣腸しに病院に行かなくてはいけない、というますます辛い目にあってしまいます。
在宅介護をしているなら、浣腸はぜひとも備えておくべきアイテムだと言えるでしょう。
ふだんから便秘がちなことを訪問看護師さんに伝え、困ったときはお願いしますと頼んでおくと安心できますね。
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