庭のバラは、いつも病気や虫がつき、花も葉も元気がない。
園芸初心者の私は、バラってやっぱり難しいんだ、仕方がないかとあきらめていましたが、休眠期の冬に石灰硫黄合剤で消毒すれば、越冬する病害虫をかなり駆除できると知り、試してみることにしました。
せっかくの庭植えのバラ、元気で美しく咲いてほしい!
調べてみると、石灰硫黄合剤は強いアルカリ性で扱いに注意が必要なこと、最小量は10Lしか販売していないこと、バラへの適用登録がないとのことで、使用をためらっていましたが、思い切ってやってみようと決心しました。
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今回は、初めて石灰硫黄合剤を使った記事です!
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薄めてバラに刷毛で塗ったよ!
石灰硫黄合剤とは
庭木が落葉して休眠期の冬は、春から秋にかけての薬剤散布よりも高濃度で使用することができ、病気と虫の両方を効果的に駆除できる農薬。
注意すること
効果抜群だけど、かなり強い農薬のようです。
バラには適応登録がありませんが、バラ栽培家が数多く使っているので、使用してみることにしました。
バラだけなので、噴霧器を使わず刷毛塗りを選びました。
石灰硫黄合剤で消毒
準備
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1月の厳寒期の作業のため、防寒手袋を使いました。
裏起毛でやわらかで保温性があり、屋外での塗布作業も指先が冷たくなりません。
防水性もあるため、強アルカリ性の石灰硫黄合剤から手を守ります。
落葉種の希釈濃度は、10%~20%が一般的のようです。
20倍希釈にしました。
水 950ml
石灰硫黄合剤 50ml
ハケ、雨カッパは100均で揃えました。
石灰硫黄合剤を開封して使う
段ボールに入った10L
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一番少量で10L!多すぎるけど、これしかないんだよね。
有効年月は2028年10月。購入後3年使えます。
バラ1株だけじゃ使いきれないので、他の庭木にも散布できたらと考えています。
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段ボールを開けると、ドドーンと飴色の石灰硫黄合剤10Lが。
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段ボールの丸い開け口を開き、フタを取って使用します。
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原液を容器に少量入れる。
20倍希釈
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水を加えて20倍に希釈。
オレンジ色で硫黄の臭いが強烈。
バラに石灰硫黄合剤を刷毛ぬり
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100均で購入したハケで石灰硫黄合剤を塗りました。
トゲがひっかかって塗りにくく、顔の高さになると液体がはねるので注意ですよ。
液体が飛ばないようにゆっくりと、ムラなく塗布しました。
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株元にもしっかりと塗りました。
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バラの石灰硫黄合剤消毒、終了。
余った薬剤は、周りの土の消毒に撒きました。
塗布作業後に用具を洗う
使用した容器やハケは、最初は水で全体を洗い、次に薄めた酢でよく洗い流しました。
強アルカリ性の石灰硫黄合剤を中和するために、酢水で洗うと落ちやすいのです。
石灰硫黄合剤 消毒を終えて
この冬に、初めて石灰硫黄合剤を使ってみました。
虫がつきやすく病気になりやすいバラが、健康に育つといいなと思います。
石灰硫黄合剤はすごく臭く、バラの近くは数日間硫黄臭が漂っていて、効果ありそうって思いました。
使用時は、身体や衣類へ不着しないよう、周囲に飛び散らないよう配慮して作業することが大事です。
冬のバラの消毒でした。
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