デイケア(通所リハビリテーション)で機能訓練して体力をつけ、寝たきり防止しよう!

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パワーリハビリを受ける高齢者 介護
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在宅介護をしている母は、デイケア(通所リハビリテーション)を利用することになりました。

今まで利用していたのは、一般のデイサービス。
デイサービスでは、入浴や食事介助サービスを受けることができ、脳トレ、体操、などの活動を通して、生活のリズムを整えて健康維持につとめています。

先日、ケアマネと今の容態とこれからの介護プランについて話していた時に、デイケア(通所リハビリテーション)のことを教えてもらいました。

今の生活ぶりは、寒いので家にこもりがち。
外出は、送迎付きのデイケアと病院だけです。
このままじゃ寝たきりになってしまいそう、、と不安感を話しました。

すると、ケアマネは、「リハビリに特化した機能訓練ができるデイケアに通ってみたらどうかしら?」と提案してくださいました。

リハビリデイケアは一般のデイケアと違い、リハビリに特化したサービスで、運動機能の回復のリハビリ運動を中心に行う場所だそうです。

日ごろからベッドで横になっている時間が多く、体力低下と寝付いてしまうことを恐れていた母は大乗り気。
すぐに見学に行き、通所することが決まりました。

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デイケア(通所リハビリテーション)って何?

デイケアとは、介護保険で利用できる、機能訓練に重点をおいた通所リハビリテーション。
一般のデイケアとの違いは、入浴や食事介助などのサービスはなく、リハビリ運動のみを提供するところ。

職員さんは、理学療法士、作業療法士、など国家資格を持ったハビリの専門家がそろっていて、利用者は個々に合った適切で効果的な機能訓練を受けることができます。

リハビリをしっかり受けて、筋肉の衰えを防ぎ、体力作りしたい方が利用しています。

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デイケア(通所リハビリテーション)の料金

要介護2の母が利用するリハビリデイサービスの料金(1回3時間)です。

要介護2469円
個別機能訓練加算 (I)46円
個別機能訓練加算 (II)56円
口腔機能向上加算150円
介護職員処遇改善加算所定単位数の5.9%
介護職員特定処遇改善加算所定単位数の1.2%
送迎47円
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デイケア(通所リハビリテーション)の内容

カウンセリングと体力測定で個々に合ったリハビリ計画

カウンセリング

まず初日にカウンセリングを受けました。
身体の状態と生活の様子を話し、1人1人に合った個別のプログラムを作ってもらえます。
母は腕を骨折しているので、もうこの腕は使えない、と長くリハビリはあきらめていました。

ところが、骨折した腕でも動かせる筋肉があるので、その部分をリハビリしましょう、とおっしゃっていただけました。
腕をまったく動かさないと、筋肉が固まって腕全体が動かなくなるため、リハビリは必要なのだそうです。

理学療法士さんに病院で撮ったレントゲン写真と症状の説明書を渡し、無理のない範囲でリハビリを始めることにしました。

体力測定

カウンセリングの次は、体力を測定してもらいます。
歩行テスト、立ち座り、片足立ち、など基本の動作をチェックしてもらいました。
次に、複数のマシンをひととおり使わせてもらい、使用することのできる重さ、回数をテスト。

体力測定の結果を元に、母のリハビリプログラムと目標を設定しました。

パワーリハビリ

パワーリハビリとは、老化のために使われなくなった筋肉(不活動筋)や神経を呼び覚まし、再び活性化させることで、健康維持と生活動作の向上を図るリハビリテーション手法です。

室内には、リハビリマシンがズラリと並び、高齢者の方々が医療スタッフとともに、トレーニングに励んでいらっしゃいました。

要介護のシニアがトレーニングマシンを!?と驚きますよね。
パワーリハビリで使用されるマシンは、高齢者用に作られた医療用のリハビリマシンです。

無理のない姿勢で楽に動かせる軽いおもりが使われており、理学療法士の指導のもとで、ゆっくりと動かすことによって、老化に対するリハビリ運動が可能なのです。

パワーリハビリは、入浴よりも体に与える影響が少なく、軽い負荷でトレーニングすることができます。

パワーリハビリのマシンで使っていない筋肉と筋を動かす

母の通うリハビリデイサービスのマシンは4種類あります。

アブダクション
おしりの横の肉を刺激し、腰回りを安定させて転倒予防
レッグプレス
おしり、太もも、ふくらはぎを刺激し、立ち座りの動作をスムーズに。立つ、歩く動作の安定
レッグエクステンション
レッグエクステンション
太ももの前部分を刺激し、歩く動作、膝の安定
ローリングマシン
ローリング
肩甲骨の内側を刺激し、背筋を伸ばして猫背の改善

下肢のリハビリは大切ですね。
閉じこもりがちな在宅介護生活に、足を動かすリハビリ運動を積極的に取り入れて、いつまでも歩ける足腰を作っていきたいです。

有酸素運動で体力と持久力の向上

エアロバイクを使う女性

筋力とともに有酸素運動も取り入れています。
トレッドミル(ルームランナー)、エアロバイクを使った有酸素運動は、掴まる場所がある安全な有酸素運動マシン。
心肺持久力のトレーニングにもなります。

有酸素トレーニングを続けることで、心肺機能が向上し、呼吸が楽になります。
全身と筋の持久力を上げて、疲れにくくなる効果が期待できます。

個別リハビリ(セラピストによる訓練指導)

パワーリハビリの他に、個別リハビリがあります。

  1. 平行棒を使った歩行訓練
  2. 階段上り下りのリハビリ
  3. 寝返り、座位、立位などの基本動作の訓練
  4. 手足の関節を動かしやすくする訓練、手のリハビリ、滑車訓練

運動以外のサービスもあり

動いてばかりだと疲れてしまいますよね。
もちろん休憩タイムがあり、おやつをいただいたり、以下のようなサービスがあります。

  1. マッサージ
  2. おやつ、休憩
  3. 認知予防のゲーム
  4. レクリエーション体操、口腔ケア、嚥下体操
  5. 電気、温熱治療、マッサージ、メディテーション

休憩をはさんだり、マッサージなど、楽しくリラックスしながらトレーニングができるようになっています。

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1日の流れ

おおまかな1日の流れはこんな感じです。
午前は、9時から12時まで。午後は1時半から4時半までの3時間。

  1. 送迎
  2. 血圧、体温、脈拍など健康状態チェック
  3. 準備体操
  4. パワーリハビリ
  5. 個別リハビリ
  6. レクリエーション体操、口腔ケア、嚥下体操
  7. おやつ、休憩
  8. 電気、温熱治療、マッサージ、メディテーション
  9. 送迎
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リハビリデイサービスのまとめ

母が通い始めたリハビリデイサービスについて書いてみました。
定期的に体を動かして健康になりたい、と思っている母にうってつけのサービスです。

帰ってくると、「疲れたー。もうクタクタよ」と言いますが、笑顔で声はいつもより大きく、楽しそう。
続けて通って元気になってもらいたいです。

※2022年も週1のリハビリを続けています。
他の介護保険サービスと合わせて、1割負担額を計算してみました。

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