介護中の母は腕を骨折しているので、前開きの服しか着ることができません。
Tシャツをたくさん持っているのにかぶることができないため着用をあきらめ、前開きのシャツを数枚買いましたが、結構コストがかかります。
これからも買い続けるとなると経済的に苦しくなります。
介護用前開きシャツを作ってみよう!ということで、手持ちのTシャツを前開きにリメイクしてみました。
作り方は、Tシャツの前を切ってマジックテープで留めるという簡単な方法です。
ソーイング初心者の私が作る「簡単 リメイク前開きシャツ」です!
前開きシャツできたよ!
これで腕を上げなくても着替えができるようになったよ!
前開きTシャツ 準備するもの
マジックテープ
マジックテープは、クロバーのソフトマジックテープ。
柔らかいパイル地テープで作られているので、ソフトな肌触りです。
高齢者の肌は敏感なので、肌に優しいマジックテープを選びました。
マジックテープはたいてい洗濯するうちに弱くなっていきますが、これは耐久性があり、長く使えています。
前立ては、家にあった余り布で、ある程度厚みのあるものを使用。
薄い布を使う場合は、芯を入れると前立てがしっかりします。
布を切るはさみ
Tシャツを切るはさみは、裁断用のはさみをおすすめします。
裁断ばさみは、「裁ちばさみ」「布切りはさみ」とも言い、布を切ることに特化したはさみです。
家庭にある一般のはさみよりも布地の切れ味が格段によく、手に馴染みやすい形をしているため、使っていて疲れることがなく扱いやすいのが特徴です。
布を切る時は、専門のはさみをおすすめします。
前開きTシャツの作り方
Tシャツの前を半分に切る
Tシャツの前を切る
Tシャツの真ん中を半分にまっすぐ切ります。
斜めになったり歪みを防ぐには、線を引くと直線に沿って切ることができます。
前立てを作る
Tシャツだけだとマジックテープの重なり部分の生地が弱く、左右を重ね合わせることで身幅も細くなってしまいます。
前立てを付けて生地を強化し、 前身ごろのオリジナル身幅を保ちます。
前立ての布を長方形に切ります。
長さはTシャツの丈+織り込み分1センチ 。
幅は、8センチにしました。
出来上がり3センチにしたので、3センチ+織り込み分1センチで、片面4センチ。
4センチ×2=8センチの計算です。
Tシャツに前立てを当て、待ち針で留める
前立ての両方の端を1センチ折り、真ん中で2つに折ってアイロンをかけ、Tシャツ 生地に1センチくらいかぶるように当て、待ち針で留める。
これが出来上がりの形です。
この段階で羽織ってみて、前立て部分を重ね、身幅の寸法をチェックをしましょう。
もっと細くしたかったり広くしたければ、前立ての太さを変えてみます。
前立ての寸法を変えることで、着用する人に合わせて身幅のアレンジができます。
ミシンで前立てをTシャツに縫い付ける
寸法が確認できたら、待ち針で留めた前立てをTシャツに縫い付けます。
始めと終わりを半返しして、直線縫のみ。
前立ての表と裏のキワを一緒に縫うので、手で生地を確認しながら縫うと縫いやすいです。
確実に表裏を縫うには、しつけをしてから縫うとズレずに縫いあがります。
マジックテープをつけて完成
前立てがTシャツについたら、マジックテープをつけます。
テープを好みの長さにカットして、縫い付けます。
前開きTシャツ リメイク まとめ
手持ちのTシャツをリメイクして前開きにしてみました。
上からかぶることができなくなったTシャツが前開きシャツに生まれ変わり、腕の不自由な親も着用することができます。
家にあるものでできる簡易的な作り方です。
裁縫の苦手な私でも作ることができました。
前開きシャツを作ってみたいなら、ぜひ挑戦してみてくださいね!
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