春になると、スーパーで皮つきのタケノコが登場しますね。
春の味覚を味わいたいけど、丸ごと1本をどうやって調理するのかわからず、購入できない、そんな人が多いんじゃないでしょうか。
先日、母に食品売り場にタケノコが並んでいると話したところ、「生のタケノコは水煮と全然味が違うのよ。あく抜きを教えてあげるから買っといで」と言われて購入しました。
今回は、米ぬかを使ったタケノコのあく抜き、米ぬかがない場合、について書いてみますね。
タケノコのあく抜き レシピ
- タケノコ
- 米ぬか 約カップ半分
- 鷹の爪 2本
タケノコは収穫された後に、えぐみの元になるあくが出て増え続けます。
すぐに茹でないと苦くて渋い味のタケノコになってしまいます。
なのでタケノコを手に入れたら、できるだけ新鮮なうちにあく抜きをしましょう。
なぜあく抜きに米ぬかを使うかというと、米ぬかはタケノコのあくを抜き、うまみを逃がさない作用があるためです。
タケノコ あく抜きのやり方
タケノコを洗い、穂先を切る
- まずはじめに、タケノコについた土を洗い流します。
- 穂先(タケノコの先端)を斜めに切り落とします。
- 縦に、2-3センチの切り目を入れます。
穂先を斜めに切るのは、火が通りやすくなるから。
半分に切り目を入れるのは、火が通りやすくなり、茹で上がった後に皮がむきやすくなるから。
皮をつけたまま茹でるのは、皮にはうまみを閉じ込め、あく抜きをする働きがあるからです。
タケノコの下部分にイボイボがついていたら、切り落とします。
鍋に水、米ぬか、鷹の爪を入れて煮る
鍋にタケノコ、水、米ぬか、鷹の爪、を入れて煮ます。
この鍋は小さ目ですが、水はタケノコがかぶるくらいの量が望ましい。
強火にかけて沸騰させます。
沸いてきたら、吹きこぼれないように弱火にして、蓋をして1時間ほど煮ます。
米ぬかを入れると吹きこぼれやすいので、注意しましょう。
茹で時間が来たら、くしを刺して中まで火が通ったか確認します。
中まで柔らかくなっていれば、くしがすっと入ります。
中が硬ければもうしばらく茹でます。
柔らかくなっていれば、茹で上がり。
タケノコをこのまま鍋から出さず、鍋に入れたまま半日ほどかけて冷まします。
茹で終わった後も、ゆで汁の中に入れておくことで、タケノコのあくがしっかりと抜けます。
火を止めてからすぐに出さないでおきましょう。
皮をむき、保存する
- タケノコが冷めたら、水洗いしてぬかを取り除きます。
- 真ん中の切込みから、皮をむいていきます。
- 水に入れて保存します。
皮をむいたタケノコは、水にいれて冷蔵庫で保存します。
水につけておけば数日間保存ができるので、いろいろなレシピに使いましょう。
米ぬか以外でタケノコのあく抜きをするには?
必要なものは、
- 米 一握り
- 米のとぎ汁
- 重曹(水1Lに小さじ1)
もし、米ぬかがないなら、代わりに米を一握り入れるか、米のとぎ汁を入れてあく抜きをすることができます。
米ぬかの代わりに、米かとぎ汁を入れ、同じように約時1間煮ます。
また、重曹を使ってもあく抜きができるので、米ぬかがなくても大丈夫です!
タケノコのあく抜き まとめ
丸ごとのタケノコは下処理が難しそう、と敬遠していましたが、あく抜きは時間はかかるけど、米ぬかと鷹の爪を入れて煮るだけ、といたってシンプル。
米ぬかがなければ、米か重曹で代用可能。
この時期にしか食べることのできない、自然の恵み、皮つきのタケノコを手に入れて、春の味覚を堪能してみませんか?
生タケノコの歯ごたえ、香り、味わいは水煮や缶詰とは別格です。
茹で時間1時間と冷ます時間がかかりますが、その価値はありますよ。
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